交流戦6試合で打率.417
DeNAは西武に敗れ、連勝ストップ。首位・阪神との差は5.5ゲームとなった。
先発した平良拳太郎が3回に連打を浴びて4点を失って降板。直後の攻撃で一死二・三塁から宮﨑敏郎の2点タイムリー二塁打で2点差に迫るも、2番手・石川達也が5回に押し出し四球を与えるなど2点を失って、再び4点ビハインドの展開に。9回一死一塁から戸柱恭孝のタイムリー三塁打などで2点を返すも反撃及ばず。連勝は3でストップし、連日の逆転劇とはならなかった。
5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた笘篠賢治氏は「敗れたもののDeNA打線はやっぱり怖いですよ。この球場で4点リードしていても(試合が)わからないという空気になるんですよ」と強力な打線について触れると「その中でも宮﨑ですよ。止まらないですね」と、この試合で3安打2打点と気を吐いたヒットメーカーを絶賛。
「(配球の)読み方もいいし、追い込まれても状況によってどういうバッティングをすればいいか分かっている。本当に手が付けられない(状態)。彼を抑えるのは大変だなと思いますよ」と称賛した。
同じく解説を務めた大矢明彦氏も「リストを柔らかく使ってハンドワークも優れていますし、バットの出し方も非常に上手い」と高い打撃技術を評価。
「ピッチャーが投げて足を下す時と、宮﨑が左足を上げてボールを捉えにいってステップをするんですが、そのタイミングが全く狂わないんですよね」と“間”の取り方が優れていることが今季の好調の要因であるとの見解を示した。
宮﨑は今季46試合に出場して打率.390、出塁率.464、OPS 1.126といずれも両リーグトップの数字を記録。交流戦では6試合で打率.417と絶好調をキープしている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』