2023.06.06 18:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 2 | 終了 | 1 | 横浜DeNAベイスターズ |
PayPayドーム |
DeNA先発・今永と白熱の投手戦
ソフトバンクの有原航平投手(30)が6日、DeNA戦との交流戦(PayPayドーム)で移籍後初登板。勝利投手の権利は得られなかったが、7回途中5安打1失点(自責点0)と好投した。
初回はテンポ良く3者凡退スタート。2回は一死二、三塁のピンチを招いたが、7番・京田を浅めの右飛、続く戸柱は二ゴロに仕留めゼロを刻んだ。3回、4回は再び危なげなく無失点。すると4回裏、味方の2番・今宮が左越えソロを放ち1点の援護をもらった。
しかし直後の5回表、一塁・中村晃の失策で先頭打者の出塁を許すと、続く戸柱に左中間突破の二塁打を浴び無死二、三塁のピンチ。9番・林には右犠飛を許し追いつかれた。その後も内野安打などで二死満塁としたが、最後は4番・牧を遊飛に仕留めピンチ脱出。5イニングを最少失点で終えた。
6回は、二死から京田に右中間突破の二塁打を許したが、続く戸柱を左飛に仕留め無失点。7回は先頭の林に右前打を許したものの、続く佐野を二ゴロ、関根は見逃し三振に仕留め、ここで降板となった。移籍後初登板は6回2/3で102球、5安打1失点(自責点0)、2奪三振2四球の内容。降板後は笑顔で藤本監督と握手を交わした。
有原は早大から2014年のドラフト1位で日本ハム入り。15勝を挙げた2019年に最多勝のタイトルを獲得するなど、日本ハムの6年間で通算60勝をマークした。2020年オフにポスティングシステムを利用しテキサス・レンジャーズと契約。メジャーでは通算3勝7敗、防御率7.57と苦しみ、今季はソフトバンクと契約し3年ぶりにNPBに復帰した。
調整遅れで開幕は二軍スタートとなり、ウエスタン・リーグではここまで8試合に登板し、2勝0敗、防御率3.83。この日は当初、大関が先発予定だったが、体調不良で登板を回避したため代役として白羽の矢が立った。