開幕以来の4連勝で交流戦では2位に
中盤まで引き締まった雨中の好ゲームだったが、終盤の3イニングで8安打8得点とヤクルト打線が爆発。終わってみれば10-3とヤクルトの大勝となった。
捕手が7回に決勝の2点適時打を放った。2-3と逆転された直後の7回、1死2-3塁のチャンスで、この日プロ初のセンターでスタメン起用された内山壮真が、追い込まれながらもライトフェンス直撃の2点タイムリー二塁打で再逆転。9回にはサンタナの6号2ラン、9回にも4点と得点を重ね、ロッテを突き放した。この日の勝利で12連敗から一転、開幕以来の4連勝と息を吹き返した。
殊勲の内山は「何とか前のバッターが良い形でチャンスを作ってくれたので、何とかその良いチャンスを生かせるようにと思って打席に入りました。今日はすごく良い感じで打席が送れたので、明日も引き続き頑張りたいなと思います」とファンに宣言し、レフトスタンドを陣取った燕党から拍手が送られた。
当たりの出てきたヤクルト打線について、6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した松中信彦氏は「村上(宗隆)選手も少しづつ上がってきましたし、外国人2人がしっかりしている。内山選手がいる下位打線からつながっていくと打線はつながりやすいので、やっと本来の戦い方がすこしづづできてきている」と解説。
MCとして出演した谷繁元信氏は「山田哲人を1番にしてから打線がいい感じでつながるようになっている」とこの状態を1試合でも長く続けて、借金をちょっとづつ返して行ってほしいですね」と期待した。
セ・リーグでは5位ながらも、交流戦では2位の座を掴んだ高津スワローズ。パ・リーグ相手に勢いをつかみ、虎視眈々と上位浮上を狙っていく。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』