先発の美馬は今季初白星ならず
ロッテは投手陣が10失点を喫して大敗。引き分け挟んで5連敗となった。
今季初勝利を目指して先発した美馬学は0-0の4回、2四球で一死一・三塁のピンチを招くと4番・村上宗隆の内野ゴロの間に先取点を献上。なおも二死一塁からサンタナに適時二塁打を浴びて、この回2点を失った。
その直後、4回の攻撃でポランコの7号ソロ、6回には中村奨吾、安田尚憲がそれぞれ犠飛を放って逆転に成功したが、7回も続投した美馬が一死二・三塁から内山壮真に2点タイムリーを浴び、再びリードを許したところで降板。6回1/3を100球、4安打4失点で今季初白星を逃した。
1点を追う展開だったが、8回は3番手・岩下大輝がサンタナに2ランを被弾。9回は八木彬が川端慎吾、並木秀尊にタイムリーを浴びるなど4点を失い、計10失点。ヤクルトとのカード初戦を落とした。
6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した齊藤明雄氏は「勝負どころで失敗してしまった」と美馬のピッチングを振り返り、「連敗しているとピッチャーは勝負どころでどうしても力でいきたがるんですよ。それでボールが甘くなってしまう。緩い球を勇気を持って使っていかないと抑えられないと思いますよ」と指摘。
「ロッテは今5連敗ですよね。やっぱり、先発陣がここという勝負どころで打たれている印象ですよね」と、チームの快進撃を支えていた先発陣がゲームを作れていないことが連敗の一因であるとの見解を示した。
ロッテの先発陣は開幕から5月までは防御率2点台と安定していたが、6月は防御率5.47と悪化している。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』