2023.06.07 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 0 | 終了 | 10 | 読売ジャイアンツ |
京セラD大阪 |
芽生えつつあるエースの自覚
巨人は7日、敵地でのオリックス戦に10-0で勝利しセ・リーグ初の交流戦通算200勝を達成。先発した戸郷翔征は7回138球無失点の内容でチームを勝利に導いた。
オリックス先発の曽谷龍平との同級生対決となったこの日は、走者は背負うものの要所を締める投球で流れを相手に渡さず、6回まで無失点に凌ぐ粘投を続ける。
既に114球を投じていたものの7回のマウンドにも上がると、2本の安打を浴び二死一・二塁のピンチを背負う。ここで打席にパ・リーグ屈指の強打者である森友哉を迎えるが、変化球で右飛に打ち取りマウンドを後に。最後まで集中力を切らさずに自分の役割を全うした。
その後は打線の爆発もあり10-0で大勝。戸郷は7回138球無失点、6安打5三振4四球でハーラー単独トップに躍り出る7勝目を掴んだ。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演の松中信彦氏は「よく投げますよね…いつも投げたら大体100球超えてくるなっていうくらい」とタフネスぶりに驚愕。
番組MCを務めた真中満氏も苦しいリリーフ事情を考慮しているのではと返答すると「そういう責任感があるからこれだけの球数を投げるのかな」と若きエースの成熟ぶりに唸った。
また同じく出演した井端弘和氏は「あんまり表情に出さなくなった」と戸郷を分析。6回に無死二塁のピンチで連続三振を奪ったシーンを振り返りつつ「ある程度自分が最後まで投げるって試合始まる前から思って来ているから、その過程で三振を取っただけで、まだ試合は終わっていないっていう感じなのかな」と語った。
戸郷はこれで防御率2.54(セ・リーグ5位)、投球回71(同1位)と主要各項目で好成績を維持。巨人を引っ張る若きエースの躍進に井端氏は「どんどん成長しているなと感じますね」と目を細めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』