2023.06.07 18:00 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 2 | 終了 | 1 | 中日ドラゴンズ |
ベルーナドーム |
育成出身の21歳が大仕事
西武は8日、中日との試合(ベルーナドーム)に見事なサヨナラ勝ちを収めた。試合を決めたのは育成出身の21歳・長谷川信哉だった。
1-1の同点で迎えた9回の攻撃。8回に守備から途中出場していた長谷川にこの試合の初打席が回ってくると、一死無塁から中日の2番手・祖父江大輔が投じた149キロのストレートを捉え、打球はレフトスタンドに突き刺さり、劇的なサヨナラホームランとなった。
試合後のヒーローインタビューで長谷川は「ファンの皆さんの拍手が嬉しかったです。明日も勝ちます」と笑顔で振り返った。
見事なサヨナラホームランを放った長谷川について、7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の松中信彦氏は「そんなに強振していなくても打球が飛んでいるので、強く振らなくても打球が飛んでいくという事を覚えることができれば、すごく将来が楽しみですね」と長打力を高評価。
また同番組に出演した解説者の井端弘和氏は「上手くヘッドを使ってホームランを打つことができている。ポテンシャルが物凄く高いと思うので、これからもっと確率を上げて、レギュラーを奪って欲しいなと思いますね」と長谷川の能力を絶賛。
長谷川は、敦賀気比高校から育成ドラフト2位で2021年に入団。昨年の7月に支配下登録され、今季は3,4月のイースタン・リーグ月間MVPを獲得した。走攻守3拍子そろったユーティリティープレイヤーで勝負強さも兼ね備えた若獅子の、さらなる活躍に今後も期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』