ニュース 2023.06.10. 05:00

三菱重工Westが近畿第3代表 ドラフト候補右腕・竹田祐「本戦に向けてレベルアップできるように」

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三菱重工West・竹田祐投手[写真=灰原万由]
【第94回都市対抗野球大会近畿地区第2次予選・第3代表決定戦】
○ 三菱重工West 7 - 4 日本生命 ● 
(9日・わかさスタジアム京都)

 三菱重工Westが第3代表決定戦で日本生命を破り、3年連続39回目の都市対抗野球大会出場を決めた。

 今秋のドラフト候補右腕・竹田祐投手(明大)の登板機会はなく、この日はベンチから声を張り上げてチームを鼓舞。前日8日の第2代表決定戦では先発するも7回途中5失点と、予選では登板した全4試合で失点を喫しており「1回戦からチームの皆さんにすごく迷惑をかけた投球ばかりして、何の役にも立てなかった。昨日は自分のせいで負けているので、声を出すしかないと思って、ノックからずっと声を出していました」。チームは前日はサヨナラ負けを喫したが、嫌なムードを振り払って本大会へ進出決定。「代表権を取れて、みんなと喜べて嬉しい」と喜びを口にした。

 予選での悔しさは、必ず本大会で晴らす。ここまで細かい制球に苦しんできた右腕は「球の高さやゾーンに投げる精度をこの1ヶ月でしっかり練習したい」と課題を明確にした。昨年の都市対抗では1回戦で日本製鉄鹿島と対戦し、ソフトバンクのドラフト2位ルーキー・大津亮介投手と投げあった。ともに勝敗はつかなかったが、チームは9回に逆転を許してサヨナラ負け。「このチームで日本一になりたい。本戦に向けてレベルアップできるように練習したい。予選でできなかった、チームに勢いをつけられる投球を心がけていきたいです」と背番号18。悔しさを糧に、本大会ではチームを頂点へと導いてみせる。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
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