2023.06.13 18:00 | ||||
阪神タイガース | 0 | 終了 | 2 | オリックス・バファローズ |
甲子園 |
「オリックスはエラーにつけこめたが…」
阪神は13日、本拠地でのオリックス戦に0-2で敗戦。阪神先発・村上頌樹が8回2失点の力投を見せるも、打線が相手先発の山本由伸の前に沈黙した。
両リーグの防御率トップが投げ合った息詰まる投手戦で、守備の乱れから得点を奪われるシーンがあった。
0-0の同点で迎えた4回の守備だった。先発村上は序盤3イニングを無失点に抑える上々の立ち上がりを見せていたが、先頭打者をゴロで打ち取ったと思いきや一塁手の大山悠輔が後逸し出塁させてしまう。
さらに安打で繋がれ無死一・三塁の場面を作ると、ここで打席にはパ・リーグ首位打者の頓宮裕真の姿が。突如訪れた先制のピンチで、村上はツーシームでゴロを打たせたが、しかしここで三塁手の渡邉諒が悪送球を記録し無死満塁にピンチが拡大してしまう最悪の展開に。
結局村上はこのイニングを1失点に凌ぎ、その後の追加点もソロホームランの1点のみに抑える投球を披露したが、味方打線が零封され接戦を落としてしまった。
交流戦での失策数が12球団最多の「13」にまで伸びている阪神について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』にて番組MCを務めた谷繁元信氏は「交流戦になってからエラーが増えてきている」とコメント。
また同じく出演した野球解説者の野村弘樹氏は「結果的にオリックスはエラーからつけこんで点を取って、反対にタイガースはエラーから点を取れなかった」と両チームの攻撃面の差を強調。
7回に二死から死球と失策、さらに内野安打で満塁のチャンスを作ったものの無得点に倒れた場面を指摘しつつ「好投手の試合はエラーとフォアボールと一発っていう所がね…今日はそれが出た典型的な試合だった」と振り返った。
一時期は2位DeNAとゲーム差を最大で「6.5」まで離していたものの、この敗戦で「3.5」にまで縮まってしまった。チーム防御率2.72と失点数175はそれぞれセ・リーグ最少と抜群の守備力を誇るだけに、失策数の減少が今後の阪神のテーマになのかもしれない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』