「ヨコハマサイコウチョウ！ファンの皆さんのお陰で最高潮です」。

　DeNAのバウアーが14日の日本ハム戦に先発し、9回・113球、3安打、12奪三振、1失点、来日初完投勝利で4勝目を手にした。

「いつも通りでした。素晴らしい調子だったと思います」と、テンポの良い投球で凡打の山を築く。守備陣も2回に野村佑希の右中間の飛球をセンター・蝦名達夫が好捕。「右中間の打球が抜けていたら得点になっていたと思いますし、試合のターニングポイントになったプレーだった思います。本当に素晴らしかったです」と感謝した。

　バウアーがスコアボードに0を並べると、打線も0－0の5回にソトが2点適時二塁打で先制。2点の援護をもらったバウアーは7回に万波中正に一発を浴びたが、一人で投げ抜き完投勝利を飾った。

　来日初完投勝利にバウアーは「早いカウントからスイングさせる事が出来て早いアウト、そして守備が凄くいい守りを見せてくれました」と感謝し、「キャッチャーの伊藤が素晴らしいリードで、本当は完封だったと思うんですけど、僕のせいで完封を逃してしまって伊藤には申し訳ないと思っています。ごめんなさい」と謝った。「最後まで投げ切ってキャッチャーとハグをするのは久しぶりだったので、素晴らしい気分でした。またこれからもたくさん出来るように頑張ります」と意気込んだ。

（取材＝ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗）