驚異のブルペン陣の完成へ
ソフトバンクの甲斐野央が1点リードの7回に登板。先頭の村上宗隆には160キロの快速球を武器に空振り三振と勢いに乗ると、続くサンタナからも同じく空振り三振、中村悠平はピッチャーゴロと圧倒。中軸を三者凡退に抑え込み、1点差ゲームをモノにするキーポイントを担った。
14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「ソフトバンクといえばモイネロ、オスナと8回9回はもう完ぺきに抑えそうな感じなんです」とこの日もパーフェクトに抑えたセットアッパーとクローザーに言及。その上で「この7回に甲斐野が固定できたらさらにというところ。藤本監督も期待している」とコメント。それを受けたこの日解説者として出演した斎藤雅樹氏も「経験も豊富ですしね」と同意しながらも「どこの球団も苦労しているのが7回、8回なんですよ。だからここは甲斐野が自分で掴み取れれば一番いいなと思いますけどね」と難しいポジション奪取に期待を込めた。
同じく解説者として出演し、甲斐野と対戦したこともある福留孝介氏は「角度のあるボールを投げる投手なんですよ。そこにプラス、フォークの落ちが良いときはちょっと手がつけられないですね。(ストレートと)同じところから落ちてくるので、角度をうまく使われるときはなかなか手が出せないです。ストレートも速いです」と好投手だと絶賛した。
8回のモイネロは0.79、9回のオスナは0.45と鉄壁の外国人投手を擁するソフトバンク。経験豊富な剛腕が7回にハマれば、他球団にとって驚異のブルペン陣の完成となるだけに、今後の甲斐野のピッチングに注目が集まりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』