● 広島 7 － 11 楽天 ○
＜3回戦・マツダスタジアム＞

　広島は6点ビハインドを一時ひっくり返すも、投手陣が17被安打11失点と踏ん張れず逆転負け。2カード連続の負け越しとなり、交流戦の成績は7勝8敗となった。

　前回8日の日本ハム戦（エスコンF）で先発初勝利を挙げたコルニエルが誤算。初回に連打と四球で一死満塁のピンチを招くと、5番・岡島に右前適時打を許し先制点を献上。続く鈴木大には右前適時打を浴び2点目を失うと、中継プレーが乱れる間に3失点目となる二塁走者の生還も許した。さらに、8番・山﨑剛には遊撃への適時内野安打を打たれ4失点目。初回だけで5安打を集中された。

　2回は一死から四球を与え、3番・小郷に左中間突破の適時三塁打を浴び5失点目。2回裏の攻撃で代打を送られ、2回62球、6安打5失点の内容で降板となった。

　打線は6点を追う4回、一死満塁で代打・松山が右翼への2点適時二塁打を放ち反撃開始。その後も2番・野間の中前適時打などで2点を奪い2点差に詰め寄った。6回は一死満塁で1番・菊池が2点適時打を左前へ弾き返し同点。さらに、代打・上本が左前適時打で続き7－6と一気に試合をひっくり返した。

　しかし1点リードに変わった8回表、6番手の島内が捕まり一挙3失点。7－9と再び2点ビハインドとなり、9回は7番手の栗林がダメ押しとなる2ランを浴びた。投手陣が攻撃陣の反撃に応えられず逆転負け。島内に今季2敗目（1勝2セーブ）が記された。