初回に30球要すも、打たせて取る投球でテンポアップ
エンゼルスの大谷翔平選手(28)が15日(日本時間16日)、敵地グローブライフ・フィールドでのレンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場。初回に30球を要しながらも6回2失点と粘り、今季6勝目の権利を持って救援陣にマウンドを譲った。
5勝目を挙げた5月15日(同16日)のオリオールズ戦以降、4登板連続で白星がない投手・大谷。この日も立ち上がりは制球に苦しみ、ピンチを脱し無失点スタートを切ったものの初回だけで30球を要した。
バッテリーを組むウォーラクの先制ソロで1点リードをもらったものの、無失点のまま迎えた3回、二死から3番・ローに左中間突破の二塁打を許すと、続くガルシアには右翼線に落ちる二塁打を許し追いついかれた。続く5番は過去の対戦で14打数6安打と苦手にしている左打者のハイム。天敵に右前適時打浴び1-2と逆転された。
それでも2-2の同点に追いついてもらった直後の4回は、この試合初めての3者凡退。5回は二死から安打と暴投で得点圏に走者を背負ったが、4番・ガルシアの三直を三塁・レンドンが好捕し勝ち越し点は許さなかった。
6回はテンポ良く7球で3者凡退に打ち取り、6回6安打2失点の内容で降板。奪三振数は3つにとどまったが、4回以降はテンポ良くアウトを重ね6回を99球で投げ終えた。
エンゼルス打線は同点で迎えた7回表、6番・モニアクが中越え6号ソロを放ち逆転に成功。これで大谷に6勝目の権利が生まれた。11試合連続安打中と絶好調の打者・大谷は、レンジャーズのエース右腕・イオバルディが警戒する中、6回まで1打数無安打2四球の打撃内容。降板後も「2番・指名打者」でラインナップに残り、第4打席目以降は12試合連続安打とリーグ単独トップ更新となる22号弾が期待される。