○ DeNA 6 － 1 ロッテ ●
＜3回戦・横浜＞

　18日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル DeNA－ロッテ』で解説を務めた里崎智也氏が、ロッテ先発・佐々木朗希を攻略したDeNA打線について言及した。

　佐々木朗希は試合前まで8試合・51回を投げて、5勝1敗、防御率1.41と抜群の安定感を誇っていたが、DeNA打線が佐々木朗希を攻略しようと必死の粘りを見せた。

　0－0の2回無死二塁で、首位打者の宮崎敏郎が一塁方向へファウルを打ち粘りを見せると、里崎氏は「ひょっとしたら4割いくじゃないかと言われている首位打者が2回のノーアウト二塁という状況で、なんとか進塁打を打とうとするバッティング。チーム全員で佐々木朗希を崩すんだという意志のようにも見えますね」と評価。宮﨑は8球目のフォークを二ゴロで二塁走者の牧秀悟を三塁に進めた。この進塁打に里崎氏は「完璧ですよね。アウトになりましたけど、ヒットと同じくらい価値のある素晴らしい進塁打でしたね」と絶賛した。結局、このイニングは得点に繋がらなかったが、DeNA打線がチームとして佐々木朗希の攻略姿勢を見せた。

　0－1の4回は1番の関根大気が10球粘って四球を選ぶと、続く楠本泰史がきっちりと送り、佐野恵太が進塁打で二死三塁とし、牧秀悟が同点の適時打を放った。里崎氏は「DeNAからしたら中村にホームランを打たれて先制される中で、先頭関根が粘っての四球、楠本の送りバント、最高の形。佐野がアウトだけど、進塁打、全員でもぎ取った1点でしたよね」と4回の得点を振り返った。

　1－1の6回も先頭の関根が佐々木朗希の初球158キロのストレートをセンター前に弾き返し、二死後、牧秀悟の適時三塁打で勝ち越しに成功すると、宮崎敏郎の第13号2ラン。佐々木朗希から6回までに4点を奪った。

　里崎氏は「佐々木朗希が良いとか、悪いとかじゃなくて、DeNA打線が1番・関根から粘りながら、四球を含めたバッティングの傾向が一番良かったんじゃないかなと思います」と振り返った。

（ニッポン放送ショウアップナイター）