2023.06.18 14:00 | ||||
阪神タイガース | 0 | 終了 | 9 | 福岡ソフトバンクホークス |
甲子園 |
制球に苦しみながら最後まで点は与えず
阪神は18日、本拠地で迎えたソフトバンク戦に0-9で敗戦。終盤に中継ぎ陣が崩壊し、これで交流戦4カード連続の負け越しとなった。
阪神の先発・才木浩人は試合前の時点で交流戦2試合に登板し16イニングを無失点に封じる圧巻の投球を続けていたが、この日は初回から二死一・二塁のピンチを作るなど走者を背負いながらの投球が多く見られる少し苦しい展開になってしまう。
要所で踏ん張り先制のホームは踏ませなかったものの、5回に四球と安打でまたも一死一・二塁のピンチを背負うと、迎える打者には近藤健介、さらにネクストには柳田悠岐が控えるこの日最大の山場を迎える。
しかしここで近藤をフォークで空振り三振、さらに柳田を右飛に打ち取りピンチを凌ぎ、この日はお役御免に。5回102球無失点、2安打7三振4四球の内容でマウンドを後にした。
その後は7回に先制されるとそこから集中砲火を浴び、終盤3イニングで9点を奪われ敗戦。才木は制球に苦しみながらも5回無失点にまとめ、史上4人目の交流戦防御率0.00を達成した。
偉業を達成した才木について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷沢健一氏は「ストレートとフォークが同じような腕の振りで、鞭のようにしならせて投げている」と注視。
同じく番組MCを務めた岩本勉氏も「筋肉よりもしなりで投げている、先発らしいピッチャーですよね」と同調すると「バッターからすると(球速以上に)速く見えるだろうね」と改めて快投を続ける右腕のポテンシャルに唸った。
チームはこれで交流戦負け越しを確定した他、2位のDeNAにゲーム差「2」まで迫られるなど首位独走に向け少し不安な状況に。特にここ数試合はリリーフ陣の不安定さが目立つだけに、首位独走に向け“交流戦0.00男”の次回登板に期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』