ニュース 2023.06.22. 06:14

中日・髙橋宏斗が山本由伸の領域に到達するために必要なこと

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中日・髙橋宏斗 (C) Kyodo News

交流戦防御率0.00達成


 中日は髙橋宏斗が7回途中2失点の好投で、今季3勝目をマーク。自責は0のため、交流戦防御率0.00を達成した。

 ここまで交流戦2試合に先発登板し、16イニング無失点。この日も6回までスコアボードに「0」を並べていたが、5-0の7回は失策が絡んで2点を失って降板。連続無失点は23イニングでストップしたが、6回2/3を118球、2失点(自責0)で、交流戦防御率0.00。規定投球回にも到達し、防御率1.89でリーグ5位とした。

 21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた齊藤明雄氏は「防御率ゼロは素晴らしい成績だと思いますが、118球投げて彼のストレート、フォークボール、カットボール、ツーシームもある球種を持っているのになぜ、8回、9回まで完投できないのかなと。個人的には三振を意識しすぎているというか、三振を狙いに行きすぎて失敗してるように見えますね」と、球数の多さを指摘。

「もう少し、カーブを交えて緩急を上手く使えれば、彼のボールがあれば山本由伸投手のように常に完投や8回まで楽に行けるんじゃないかなと思います。だから、髙橋宏斗投手が出れば、ピッチャー2人で済むと。8回まで、髙橋投手がいって(9回は)マルティネスが抑えるというパターンを作っていければ、次のちょっとピッチャーの弱い試合にどんどんリリーフを投入できますからね。その辺を考えて投げてほしいなと思いますね」と、エースとしての自覚を促した。

 同じく解説を務めた館山昌平氏は「本当に日本を代表するすごい良いピッチャーですし、今後さらに手がつけられないような状態になるには球数をどこかで減らしながら、8回まで(ゲームを)作れるようなピッチャーになっていくと、日本を代表するエースになっていくんじゃないかなと思うんですよね」と同調し、さらなる進化への期待を込めた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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