中日の新4番として躍動
中日の細川成也が21日、楽天戦で第9号ソロを放った。
3-0の3回一死走者なしの第2打席、先発・瀧中瞭太が投じた初球の外角のカットボールを逆らわずにライトスタンドへ放り込んだ。
21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた齊藤明雄氏は「(レギュラーとして)ゲームに出て3割以上打ってますから打席で余裕もありますし、球種の絞り方が上手くなってるように見えますね。DeNA時代は引っ張り専門のようなバッティングでしたが、中日に行ってバッティング変わって今日のような逆方向のホームランも打てるようになった。ものすごくバッティングに柔らかさが出てきましたね」と、細川の打撃について分析。
同じく解説を務めた館山昌平氏は「中日に移籍してからのバッティングを見ると、和田(一浩)コーチのような右方向への強さが出てきたように思うんですよ。なんか高めでも低めでもヘッドが立って右方向に打てるというのは、もしかすると、和田コーチのアドバイスがあったんじゃないかなと」と指摘すると、番組MCを務めた真中満氏も「確かに現役の頃の和田コーチの反対方向に押し込むバッティングにちょっと似てますね」と同調し、「ちょうど和田コーチ(の指導)とハマったのかもしれませんね」と、新天地で和田打撃コーチの門下生として取り組んできた成果が出たとの見解を語った。
細川は交流戦18試合に出場し、打率.277、4本塁打、15打点(2位タイ)を記録するなど、中日打線には欠かせない存在になっている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』