館山氏も「1カ月近くかかってしまうかな……」と心配
交流戦を良い形で終えた巨人は、リーグ戦再開後の初戦で広島と対戦。敵地に乗り込んでの一戦で交流戦MVP男・岡本和真に18号が飛び出すなど5−3で快勝を収めたが、初回に大きなアクシデントに見舞われた。
プレイボール直後、トップバッターの坂本勇人が広島先発の九里亜蓮に2球で追い込まれながらも、3球目のスライダーを巧みなバットコントロールで二遊間へ運んでいく。
名手・菊池涼介も送球を諦める内野安打で出塁を果たした坂本だが、一塁ベースを駆け抜けた際に右の太ももの裏を抑えながら足を引きずり苦悶の表情。そのままベンチへ退いた。
23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏も「この状態を映像で見ると、ちょっと時間がかかりそうですね」と心配。
解説として出演した館山昌平氏は「駆け抜けた際の右足ですよね。おそらくハムストリングスか、大腿二頭筋の肉離れか」と推測しつつ、「1カ月近くはかかってしまうのかな」と長期離脱も示唆した。
これには高木豊氏も「せっかくジャイアンツは良くなってきたのに……」とこぼしながら、「あすから1番がいない。誰で行きますか?」と解説陣に投げかけた。
これを受けた笘篠賢治氏は「本当は吉川尚輝が1・2番でやらないといけない選手。あとは重信(慎之介)も面白い」と2人の名前を挙げて推薦。
一方の館山氏は「坂本選手くらい攻撃的にするのであれば、秋広(優人)選手を1番というのも良いのではないか」と提案した。
ケガの度合いについては24日に病院で検査を受けると伝えられているが、箇所も箇所だけにすぐに復活とは考えにくい。
名将・原辰徳監督はこの窮地にどのような手を打ってくるのか、注目が集まる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』