2023.06.23 18:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 7 | 終了 | 1 | オリックス・バファローズ |
PayPayドーム |
山本由伸に投げ勝った30歳右腕を館山氏も絶賛
ソフトバンクは23日、本拠地で迎えたオリックス戦に7-1で快勝。リーグ戦再開カードで、首位攻防戦の第1ラウンドを託されたのは経験豊富な右腕だった。
勝てば勝率差で首位に立てる重要な一戦。ソフトバンクのマウンドに上がったのはここまで1勝の有原航平。初回は森友哉に本塁打を浴びたものの、序盤から味方打線の援護も受け、以降はスコアボードに「0」を並べる快投を披露する。
7回まで投げ終えて97球を投じていたものの、続投した8回も先頭の中川圭太を見逃し三振、さらに宗佑磨を三ゴロに打ち取り、代打で登場した廣岡大志も遊ゴロで三者凡退に抑えてこの日はお役御免に。8回を109球、被安打は3、無四球・6奪三振1失点の内容でマウンドを後にした。
その後は味方打線が8回の攻撃で3点を追加し、7-1でチームが勝利。有原はソフトバンク移籍後本拠地初勝利を飾るとともに、対オリックス戦の通算成績を17勝(7敗)まで伸ばした。
圧巻の投球でチームを首位浮上に導いた有原について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した館山昌平氏は初回以降の“修正力”に注目。
「ツーシーム、シュート系のボールを右バッターのインサイドにどんどん投げながら、フォークでゴロアウトを重ねていく。これが今日の軸になりましたね」と投球を評価しつつ、「本来のゴロを打たせるボール、特に右バッターへのシュートですよね。このボールを早い段階で意識させる事ができたので、スイスイと8回まで行ったんじゃないかなと思いますね」と分析した。
有原は試合後「ゴロを打たせるのが持ち味。守備が本当にしっかり守ってくれたので感謝したいです」とコメント。謙虚に喜びを語った。
対ソフトバンク戦5連勝を記録するなど、“難敵”として立ちはだかってきた山本由伸を相手に堂々たるピッチングを見せ、チームを首位浮上に導いた30歳右腕。3年ぶりのリーグ制覇に向け、頼もしい男がソフトバンクに加わった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』