リリーフ防御率は堂々の「2.67」

　日本ハムは23日、敵地でのロッテ戦に5－3で勝利して今季初の5連勝。好調なチームをけん引するリリーフ陣の働きぶりが光った。

　4点リードの7回裏、好投を続けていた先発の加藤貴之が突如ロッテ打線に掴まり、2本の適時打で2点を返されなおも二死一・二塁の事態を招いてしまう。

　ここで加藤貴に変わって玉井が投入されると、代打の岡大海をフルカウントから直球で見逃し三振に斬ってピンチを脱出。続く8回は池田隆英が三者凡退で抑えると、9回は守護神の田中正義がマウンドに上がり、リードを保ったまま試合を締めた。


　同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した館山昌平氏は、日本ハムのリリーフ陣を引っ張る3投手について「後ろが決まったという所から逆算できるようになりましたよね。玉井投手もそうですし、池田投手も素晴らしいピッチャーですからね」と称賛。

　昨季はリリーフの防御率が3.83だったのに対し、今季はここまでリーグ2位の2.67と劇的に良化。そのデータを受け、館山氏は「もっと言うと、エスコンフィールドは少しスケールが小さいですからね。球場が小さいにも関わらず、これだけ防御率が良いという事で、何かヒントがあるのかもしれませんね」とコメント。奮闘ぶりを強調した。


　日本ハムの5連勝を振り返ってみても、全て4点差以内での勝利だった。勝ち試合を任せるリリーフ陣の働きが、好調なチームを支えている。

　順位は4位も借金完済も見え始め、番組MCを務めた高木豊氏も「これから必ず来ますよ」太鼓判。さらなる快進撃にも期待を寄せた。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』