涌井、4度目の正直!
今シーズン中日に移籍した涌井秀章が本拠地登板で初めて勝利を手にした。ヤクルト相手に6回112球の熱投で5月31日以来となる3勝目をゲットし、チームはカード勝ち越しすることに成功し、再び最下位を脱出した。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した田尾安志氏は「なかなか点を取ってくれないチームなんだけれども、味方が点を取ってくれるまでなんとかゼロでっていうピッチングを見せてくれましたね。よく踏ん張ったと思いますよ」と粘り腰に評価。また「きょうは真っ直ぐに勢いがありましたね」と37歳の力勝負にも賛辞を送った。
攻撃ではスコアレスで進んでいた5回、二死から1、2番が作った一・二塁のチャンスでクリーンアップが登場。まず3番ダヤン・ビシエドが先制のタイムリーで均衡を破ると、続く4番細川成也、5番石川昂弥が連続タイムリーと打線がつながり、一気に3点を奪って試合を優位に進めることに成功した。
同じく解説を務めた大矢明彦氏は「ヤクルトの(先発)高橋奎二に当てて、この組み方だったと思う」と対左ピッチャー対策を講じたと分析。ビシエドの一打には「詰まって打ち取られているんだけれども、うまいことセンターへ抜けてますよね」と評価し「そのあと若い細川と石川が、チャンスをものにしていった。中日は立浪監督がこの二人を我慢して使っているので、早くモノになってくれるといいんですけどね」と願望を込めて解説した。
MCとして出演の岩本勉氏も「好循環を生んで、ドラゴンズが元気な姿で戦っているシーンを沢山みたいです」と下位に低迷している中日の上昇に期待。夏に向けて立浪竜がノッていけるのかにも注目が集まる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』