ベテラン左腕6勝目ならず
ソフトバンクの和田毅が5回2失点で今季3敗目を喫した。
和田は初回に2三振を奪うなど好調な滑り出しを見せたが、2回に二死から鈴木大地、山﨑剛に連続二塁打で先制を許し、5回には一死二塁で辰己涼介にタイムリー二塁打を浴びて追加点を奪われた。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した齊藤明雄氏は「立ち上がりから相手バッターにあまり考える時間を与えないようにすごくテンポの早いピッチングをしていて調子も良かったと思いました。つまらない失投で2点取られてしまってもったいなかったですね」と和田の投球を振り返り、「辰巳に打たれて場面は4球連続で変化球を投げてしまったことはバッテリーの反省もあるんじゃないかと思います」と指摘。
「スライダーを続けて最後にカーブなのかちょっと分かりませんがカウントを整えようして緩い球がいってしまった。和田投手のスライダーやカーブはキレはいいんですけど、浮いてしまうと打たれますよ。1球見せ球というか内角に真っすぐを投げいれば肩口からの緩い球でも簡単に飛ばされなかったのかと。これはバッテリーが試合を終えてから反省材料になるんじゃないかと思いましたね」と配球への疑問を呈した。
パ・リーグ最年長の和田(42)は今季10試合に先発して、5勝3敗、防御率3.04を記録。先発ローテーションの一角として熟練の投球術を披露している。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』