1イニング3与四球と乱調
ソフトバンクの津森宥紀は楽天戦の3番手で登板するも1イニング3与四球と乱調でセットアッパーとしての役割を果たせなかった。
7回にマウンドに上がった津森は先頭の山﨑剛にフォアボールで出塁を許すと犠打と内野安打で一死一・二塁とされ、辰己涼介には再びフォアボール。一死満塁で小深田大翔にタイムリーを浴びて失点すると、続く小郷裕哉にこの回3つ目となる四球を与えてしまい、二死満塁で浅村栄斗を抑えたが不満の残るピッチングとなった。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した齊藤明雄氏は「ボールに力はあるのに勝負しきれていない。打たれるのを怖がっているのではないと思いますが、ボールをコントロールできていなかった」と振り返り、「7回、8回を任されるピッチャーが先頭打者に四球は一番やってはいけないこと。ヒットを打たれるよりもフォアボールを注意してほしいと野手も思っていますよ。私が現役の時も『フォアボールを出すくらいなら打たれろ』とよく後ろから聞こえました。それは津森本人も十分反省していると思いますよ」と乱調のセットアッパーに苦言を呈した。
津森は今季32試合に登板して、3勝1敗15ホールド(リーグ2位)を記録。入団から3シーズンは防御率2点台をキープしていたが今季は3.25と例年よりも悪化している。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』