「自分は長打をアピールしないといけない。最近は単打が多くて、そこは悩んでいるんですけど、もっと長打を打てるように自分で考えていきたいと思います」。
26日に行った取材でこのように現在の心境を吐露していたロッテ・山本大斗が27日の日本ハム二軍戦で、本塁打を放った。
0-1の8回二死一塁の第4打席、根本悠楓が1ストライクから投じた132キロのフォークを捉えた打球は、レフトスタンドに突き刺さる第5号逆転2ラン。この一発でチームも2-1で勝利した。
山本は開幕二軍スタートだったが、5月24日に今季初昇格を果たすと、同日の西武戦で『7番・右翼』でプロ初スタメン出場。10-1の7回二死一塁の第4打席、青山美夏人が1ボール1ストライクから投じた3球目の143キロストレートをショートへ内野安打を放ち、これが嬉しいプロ初安打となった。
27日のソフトバンク戦に『7番・右翼』で先発出場し3打数0安打2三振に終わると、翌28日に一軍登録を抹消。現在は再昇格を目指しファームで技術向上を図っている。
「一軍から落ちてきて、サブローさん、内田さん、堀さん、栗原さんに見てもらって、もっとリラックスして構えて、リラックスした状態から一発でスイングするバッティングを練習しています」。
ファームに降格してから打撃フォーム改造に着手。一軍の投手経験をした中で打撃フォームを変更した方がいいと、山本本人の中で感じたのだろうかーー。
「上がった時に力が入ってしまってどうしてもいつも仕留められていたボールが仕留められなかったり、空振りになったりしていた。力まないフォームというのを追及してやっています」。
打撃フォームを改造してから、外角のボールソーンに逃げていく変化球に手を出さず、見逃すシーンが増えてきたようにも見える。
「そこもしっかりボールに対して、バットを一瞬で出せるというのができている時はできるようになってきたので、ボールを見る時間が長くなってそういうところも選球眼も上がっているのかなと感じています」。
今季は自主トレから逆方向を意識して打撃練習を行い。開幕から“右方向の長打”が増えた。打撃改造前ではあるが、4月2日の日本ハム二軍戦で、0-1の初回一死一塁の第1打席、吉田輝星が0ボール2ストライクから投じた3球目の外角134キロフォークをライトへ放った逆転2ランは素晴らしかった。
右方向の長打について山本は「バッティング練習からセンターから右中間を意識して打っているので、そのバッティング練習の意識でしっかり入っているのかなと思います」と話し、現在も打撃練習から逆方向を意識している。
「ここでやってきたこと、この間上がった時に一軍ではできなかったので、もっと自分が試合でも緊張感を持って、想定してやるのが大事なのかなと思います」と山本。
ファームから昇格した選手たちが、池田来翔をはじめ一軍で活躍している。「他球団を見ても同級生が活躍していたりとか、正直自分のいまの立ち位置でも焦っているというか、もっと結果を出さないといけないなと、常に思っています」。次回昇格したときに、結果を残すため、今は一軍で戦える準備を続けていく。
取材・文=岩下雄太
26日に行った取材でこのように現在の心境を吐露していたロッテ・山本大斗が27日の日本ハム二軍戦で、本塁打を放った。
0-1の8回二死一塁の第4打席、根本悠楓が1ストライクから投じた132キロのフォークを捉えた打球は、レフトスタンドに突き刺さる第5号逆転2ラン。この一発でチームも2-1で勝利した。
打撃フォーム改造
27日のソフトバンク戦に『7番・右翼』で先発出場し3打数0安打2三振に終わると、翌28日に一軍登録を抹消。現在は再昇格を目指しファームで技術向上を図っている。
「一軍から落ちてきて、サブローさん、内田さん、堀さん、栗原さんに見てもらって、もっとリラックスして構えて、リラックスした状態から一発でスイングするバッティングを練習しています」。
ファームに降格してから打撃フォーム改造に着手。一軍の投手経験をした中で打撃フォームを変更した方がいいと、山本本人の中で感じたのだろうかーー。
「上がった時に力が入ってしまってどうしてもいつも仕留められていたボールが仕留められなかったり、空振りになったりしていた。力まないフォームというのを追及してやっています」。
打撃フォームを改造してから、外角のボールソーンに逃げていく変化球に手を出さず、見逃すシーンが増えてきたようにも見える。
「そこもしっかりボールに対して、バットを一瞬で出せるというのができている時はできるようになってきたので、ボールを見る時間が長くなってそういうところも選球眼も上がっているのかなと感じています」。
右方向への意識
今季は自主トレから逆方向を意識して打撃練習を行い。開幕から“右方向の長打”が増えた。打撃改造前ではあるが、4月2日の日本ハム二軍戦で、0-1の初回一死一塁の第1打席、吉田輝星が0ボール2ストライクから投じた3球目の外角134キロフォークをライトへ放った逆転2ランは素晴らしかった。
右方向の長打について山本は「バッティング練習からセンターから右中間を意識して打っているので、そのバッティング練習の意識でしっかり入っているのかなと思います」と話し、現在も打撃練習から逆方向を意識している。
「ここでやってきたこと、この間上がった時に一軍ではできなかったので、もっと自分が試合でも緊張感を持って、想定してやるのが大事なのかなと思います」と山本。
ファームから昇格した選手たちが、池田来翔をはじめ一軍で活躍している。「他球団を見ても同級生が活躍していたりとか、正直自分のいまの立ち位置でも焦っているというか、もっと結果を出さないといけないなと、常に思っています」。次回昇格したときに、結果を残すため、今は一軍で戦える準備を続けていく。
取材・文=岩下雄太