広島・野村祐輔 (C) Kyodo News

◆ 白星つかずも6回ゼロ封の快投

 広島は29日、本拠地でのDeNA戦に5-3で勝利。僅差のゲームをモノにし、上位を争うDeNAをスイープした。

 降りしきる雨の影響で2回には一時試合中断となる劣悪なコンディションのなか、今季初先発の野村祐輔が快投を見せる。初回こそ佐野恵太に安打を許したが、2回から4回は続けて三者凡退に斬って取ると、すいすいと6回までテンポよくミット目掛けて投げ込んだ。

 最終的には被安打3、無四球・2奪三振の無失点でクオリティスタートを達成し、マウンドをリリーフ陣に譲った。その後、チームが同点に追いつかれたため白星こそ逃したが、しっかりとゲームを作って勝利に貢献している。

 好投を見せた野村について、29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「今季初登板・初先発、ましてやコンディションも悪い中で“らしさ”を出した」とベテランらしい投球に感心。

 同じく解説として出演した館山昌平氏は「もともとインサイドのチェンジアップはうまい。それに加えてシュート気味に食い込むツーシームも、インサイド高めに持ってきています。スピードは150キロを超えることはないんですけど、両コーナーを丁寧に丁寧に突いていますよね」と“投球術”を高く評価した。

 また、解説者の井端弘和氏は「私は全く打てなかった」と現役時代に苦手にしていた投手だと告白しつつ、「スライダーが、打とうとしたときに思ったより曲がらない。バッターの手元でクッと曲がるだけなので、途中まではストレートに感じた。それを意識しているとシュートやチェンジアップで奥行きも使われて、狙い球を絞れないピッチャーだった」と解説。

 そのうえで「この試合ではその部分が十分に発揮できたと思う。三振が少ない中で安打も少ないですし、完全にバッターを翻弄していたピッチングですね」とプロ14年目の技に脱帽した。

 この勝利で連勝は今季最多の5まで伸び、貯金も今季最多の6まで増やした広島。

 夏を前に、その強さが本物になってきた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

この記事を書いたのは

萩原孝弘

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