「球種が増えてきたのが勝てている要因」

　ソフトバンクは30日、敵地での西武戦に3－1で勝利。先発の有原航平は8回2安打1失点の好投で無傷の3連勝を飾った。

　2回に先頭のデビッド・マキノンに左越えのソロを浴び先制点を許したものの、その後は西武打線に的を絞らせない投球を披露。スコアボードに0を重ねていく。

　四球は3つ与えたものの、3回以降は1本も安打を許さない快投。107球で8回を1失点にまとめ、見事に3勝目を挙げた。


　無傷の3連勝となった有原の投球について、30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の谷沢健一氏は「メジャーでは故障が多くて投げる機会が少なかったが、今年は肘も肩も全然悪いところが無いと本人が言っていました。ソフトバンクに来て、絶対に今年はたくさん勝つという意欲に満ち溢れていますね」と早稲田大学の後輩の復活に目を細める。

　さらに谷沢氏は「沈むボールであったり、動くボールであったりと、球種が増えてきたのが勝っている要因だと思いますね。今年はたくさん活躍してくれると思いますよ」と続け、アメリカでの経験を経て帰ってきた有原のさらなる活躍に大きな期待を寄せた。


　規定投球回には到達していないものの、ここまで防御率0.94と抜群の安定感を誇る右腕。今季最多を更新する貯金「12」となったチームに、背番号17は今や欠かせない存在になっている。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』