2023.06.30 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 1 | 終了 | 2 | 中日ドラゴンズ |
横浜 |
不調の要因は変化球への対応にあり?
DeNAは30日、本拠地で迎えた中日戦に1-2で逆転負け。これでチームは4連敗を喫したほか、3位・広島にゲーム差「0.5」まで迫られている。
打線は4回、連打で無死一・三塁のチャンスを作ると、戸柱恭孝の三ゴロの間に1点をもぎとり先制に成功する。しかし、以降は相手先発・小笠原慎之介の前に走者は出しながらあと一本が出ない展開が続く。
それでも、先発の今永昇太が7回まで無失点の力投でリードを保っていたが、8回に宇佐見真吾の適時打で追いつかれると、9回は2番手の伊勢大夢が高橋周平に勝ち越し打を浴びて1-2。9回裏の攻撃はライデル・マルティネスを前に三者三振で終わった。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』にて番組MCを務めた高木豊氏は、4試合で8得点と低調なDeNA打線について、「やっぱり1・2番の繋がりがあの強力クリーンナップに繋がると思うんですけど、ちょっと関根が疲れてるかな」と指摘する。
開幕直後から3割台中盤の数字を残しながらも、6月は月間打率.247と勢いに陰りが見えてきた10年目・28歳。谷沢健一氏は「攻め方が変わってきている」と結果を残してきたからこそ、ここに来てマークが厳しくなっている点を挙げながら、「速いボールをレフト前におっつけて安打がでていたけど、(今は)遅いボールを使われている」と解説。今後は“変化球への対応”がカギになるとした。
また、同じ“左の外野手”として通算1526安打を積み重ねた坂口智隆氏も、関根について「1年通してやるのは今年が初めてですし、絶対に疲れが出てくる時期」としつつ、「少し楽なところじゃないですが、打線に必要な選手ではあるのでもう少し楽な打順に置けたらなという気も……」と語り、上位打線を入れ替えるという案を挙げた。
高木氏からは新たな上位打線の候補として、ここ4試合で13打数9安打と絶好調のベテラン・大和の名前も。坂口氏も「打線の中に作戦を遂行できる選手が2人、3人といるのがDeNAの強みだと思う。そこを入れ替えていくのはいいと思います」と賛同しながら、関根の復調を願った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』