◆ 「狙って打ったホームランだった」
日本ハムは2日、本拠地でのオリックス戦に6－3で快勝し連敗ストップ。「2番・三塁」でスタメン出場した清宮幸太郎は、本塁打含む4打数3安打1打点の活躍を見せた。
対オリックス戦では打率.364をマークするなど無類の“オリックスキラー”ぶりを誇る清宮は、この日も初回に四球で出塁すると、1点を追う3回には一死から中安打を放ち、その後の逆転へ反撃の狼煙を上げる。
また2点を返された終盤8回では、走者無しの場面からジェイコブ・ワゲスパックの変化球を鋭く振り抜き3号本塁打をマーク。貴重なダメ押し点は自身初のエスコンFホームランとなった。
その後は9回を守護神・田中正義が締め6－3で勝利。ヒーローインタビューで清宮は「打球を見る景色も普段とは違いましたし、僕自身ここで初めて打ったホームランなので本当に気持ち良かったです」と語った。
猛打賞で打線をけん引した清宮について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した高木豊氏は「成長をものすごく感じるんですよ」と開口一番で称賛。
また続けて本塁打を放った打席を「ボール球に手を出さないでストライクをじーっと我慢して待って仕上げる。これはまぐれでもなんでもなくて、しっかり狙って打ったホームランでしたね」と分析し、“打席での忍耐力”を特に高評価した。
また同じく出演した斎藤雅樹氏も清宮の本塁打を狙って打ったと語り、「日本ハムとしてはこれから核になってもらう選手でしょうからね…これをきっかけにどんどん良くなってほしい」とコメント。成長著しい若き主砲の飛躍に期待を込めてエールを送った。
清宮はここまで規定未到達ながら打率.312と高成績を維持している他、得点圏打率は.400と圧巻の勝負強さを発揮している。“新時代”を切り開く若き主砲の久々の一発は、上位進出へ向けた足がかりとなるか。今後も清宮の活躍から目が離せない。
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』
