「特に楽しみ」村上宗隆との対戦に意気込み
日本野球機構(NPB)は5日、あす6日の予告先発投手を公示。DeNAはトレバー・バウアーが中4日でヤクルト戦の先発に臨むことが決まった。
今季加入のバウアーにとって、ヤクルトは初対決の相手となる。登板前日の取材では、ツバメ打線の印象について「すごくパワーのある打線で、脅威だなと思っています」とコメント。
また、2019年にはMLBの舞台でホセ・オスナとドミンゴ・サンタナの両助っ人とは対戦経験があると言い、2016年・2017年には青木宣親との対戦があったことも明かしながら、「アメリカ時代に対戦のある選手もいますので、彼らに関しては日本人選手よりも情報があります。それは利用していきたいです」と語った。
昨年のセ・リーグ三冠王・村上宗隆に関しては「対戦したいと思っていたので、特に楽しみです」とし、「すごく才能のある選手。素晴らしいスイングを持っているなと感じます。今年は昨年よりも少し苦しんでいるのかなという印象がありますが、それが危険ではないということには全くならないと思います。映像で見るのと実際に対戦するのでは違うと思いますので、そういった意味でも明日の対戦が楽しみです」と対決を熱望した。
高温多湿の日本の気候にも、「気候によって変わることはありません」と大切にしている睡眠と栄養補給のルーティンは不変。「毎日自分の体の数値を元にデータを取っているので、それによってアジャストすることはありますが、高温であったために次の日に影響したとなれば、それに対してアジャストします。練習量であったりボリュームのコントロールなどです」と細かな調整方法を実践していると明かした。
「10年間やってきた」と慣れ親しんでいる中4日での登板で、目論見通り“初燕狩り”を遂行する。
取材・文=萩原孝弘