◆ 「一段と前向きに投球することができる」
楽天・荘司康誠が5日、オリックス戦（楽天モバイル）に先発登板。6回無失点の好投で、念願のプロ初勝利をマークした。
初回は、2つの三振を奪うなど無失点スタート。2回以降は毎回走者を背負うも、要所を締めてオリックス打線に的を寄せ付けない投球を披露。5回は二死から宗に三塁打を浴びたが、続く紅林を三ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けた。
9度目の先発登板となったこの日は、6回117球、5安打無失点、8奪三振の好投。味方の援護もあり、待望のプロ初白星を掴んだ。
試合後のヒーローインタビューで荘司は「お待たせしましたという感じですね。ずっと勝てない期間が続いていましたけど、変わらず素晴らしい応援をしていただいたので感謝しています」と嬉し気に話した。
プロ初勝利をマークした荘司の投球について、5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の齊藤明雄氏は「腕の振りが良くてストレートが走っていた。ナックルカーブのような変化球で緩急を使えていてとても良いピッチングだったと思います。落ち着いてマウンドに上がっていましたね」と高評価した。
また同番組に出演した解説者の斎藤雅樹氏は、「勝ちが付かないとなかなか自信にもならないし、前向きにもなれないと思うんですけど、初勝利を挙げたので、これから一段と前向きに投球することができると思いますので期待しています」とコメントをした。
荘司は先発した全9試合いずれも自責3点以内に抑えており、防御率も3.22と安定感ある投球を毎回披露している。初白星でさらに自信を深めたであろうルーキーの投球に今後も期待していきたい。
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』
