2023.07.06 18:30 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 7 | 終了 | 6 | 埼玉西武ライオンズ |
東京ドーム |
「走塁の打球判断が一番良いのは中村剛也」
西武の中村剛也が6日、史上56人目の2000試合出場を達成。東京ドームで行われたロッテ戦に「4番・指名打者」でスタメン出場し、5回終了の試合成立をもって記録達成となった。
中村は大阪桐蔭高校から2001年のドラフト2位で西武に入団。2年目の2003年にプロ初出場を果たし、2008年には46本塁打で初の本塁打王を獲得するなど、ここまで放った通算462本塁打は現役最多。プロ22年目での大台到達となった。
5回終了時には記念のボードが贈られ、球場中の祝福に頭を下げて応えた。この日も7回の第4打席で二塁打を放つなど、衰え知らずの打撃を見せつけただけでなく、その後は二塁から本塁へ激走して生還するなど、走塁でも観客を沸かせる場面があった。
通算2000試合出場を達成した中村について、6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の笘篠賢治氏は「多くのプロ野球OBがいるなかで、56人しか達成していない。凄い記録だと思います」と祝福のコメント。
続けて「西武もまだまだ中村に頼るところがありますし、この試合でも好走塁がありましたけど、昔から西武のなかで走塁の打球判断が一番良いのは中村剛也と思っていました。好走塁もたくさん見せてくれると思いますね」と語り、持ち前の打撃だけではなく、中村の走塁技術も大絶賛した。
まだまだ衰えを知らない39歳の主砲。西武で同期入団の栗山も2000試合出場を達成しており、同一チームの同期入団の2人が同一チームのままともに2000試合出場を達成するのは史上初の快挙となった。
チームはこの日も敗れて6連敗と苦しい戦いが続いているが、ベテランの奮闘と偉業達成が起爆剤となるか。若手・中堅の奮起に期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』