◆ 館山氏は“ある変化球”に熱視線
DeNAの今永昇太が7日、敵地での巨人戦に先発登板。7回・113球、被安打6で1失点の“ハイクオリティスタート”を達成するとともに、自己最多および球団タイ記録となる1試合15奪三振をマークした。
2回に先頭の岡本和真に先制弾を浴びたものの、これでスイッチが入ったのか奪三振ショーが開幕。2回二死の北村拓己から4回終了の大城卓三まで7者連続三振に斬る気迫の投球で巨人打線を封じていく。
2-1と勝ち越してもらった直後の7回裏には無死一・二塁からの犠打で一死二・三塁と一打逆転のピンチを迎えたが、長野久義と岸田行倫の代打2人を連続三振。最後は雄たけびをあげてマウンドを降りた。
見事なピッチングを見せた今永に対し、7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣も賛辞の嵐。齊藤明雄氏は「今日の今永はそう簡単には打てないなと。気合いも入って、ボールが高めに行くことがなかったと思います」とエースの気迫あふれる投球に賛辞の言葉を贈る。
同じく番組に出演した館山昌平氏は「スライダーのキレがいい。いま流行の“スイーパー”みたいな横滑りするようなボールを投げていますから、右バッターのインサイドに食い込むボールは接点もありませんし、左バッターも打つのに苦労してましたよね」と猛威を振るった変化球に言及した。
一方、奪三振記録がかかりながらもこの回で降板となった点については、「三振を取ると、どうしても球数は増えますからね」と齊藤氏。「後ろは心配ですが、先のことを考えたらいいところでやめておこうという感じだと思いますね」と続け、ベンチの考えを推測した。
お立ち台に登った左腕は、「相手の戸郷選手もものすごくいいピッチングしてましたし、本当に戸郷選手に引っ張られるように自分も良い投球ができたので、本当に戸郷選手にも感謝したいと思ってます」とWBCで日の丸を付けて戦った仲間に感謝。
続けて「15奪三振の中で、最後の2つだけ狙いに行って取れたので、自分によくやったと言ってあげてもいいと思います」と満足気に語った。
バウアーで連敗を止め、エースで連勝。苦しんでいたチームに、いい風が吹いてきた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』