今季2敗目も「切り替え」のすすめ
巨人は7日、本拠地でのDeNA戦に1-2で惜敗。戸郷翔征が相手エース・今永昇太と息詰まる投手戦を繰り広げたが、7回10奪三振2失点の力投むなしく2敗目を喫した。
この日の戸郷は主砲・岡本和真の一発で先制点をもらったものの、直後の3回表に佐野恵太の犠飛で試合を振り出しに戻されてしまう。
その後は1-1のまま緊迫した展開が続いたが、7回表に一死走者なしから戸柱恭孝にフォークをうまく拾われ、打球はそのままライトスタンドへ。反撃したい打線もDeNA投手陣の前に球団ワーストタイとなる17奪三振を喫し、戸郷を援護することができなかった。
7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は「相手もエースですし、この投げ合いは負けたくなかったでしょうね」と戸郷の胸の内を察すると、解説者として出演した齊藤明雄氏も「絶対負けたくない、先には(マウンドを)降りないという感じで投げていたと思いますね」と右腕の想いをくみ取った。
同じく番組に出演した館山昌平氏も「今永投手相手でも、ホームですから勝ち切ってほしいところはある。ただ、やっぱり今永投手が球団記録の15個の三振を取って、あれだけの気迫でしたから。戸郷選手から見ても、周りから見ても、“今日は戸郷選手の日ではなかった”と考えるしかないですね」と語り、内容は良かっただけに切り替えて前を向くべきだと解説した。
意地とプライドをかけた投げ合いに敗れた戸郷。今後のためにも、引きずらずに切り替えて次戦に臨むことが重要となりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』