ロッテ・種市=ZOZOマリン (C)Kyodo News

◆ 初のオールスター出場!

 「学生の頃、3年連続でオールスターを見ていたので、個人的にも出たいです」。

 今年5月23日に行った取材で、『マイナビオールスターゲーム2023』への出場の思いについて質問し、このように答えてくれたロッテ・種市篤暉が監督選抜で初のオールスター出場を決めた。

 「去年の今頃、ファームでもようやく投げられているくらいだったので、想像できなかったですけど嬉しいです」。

 初のオールスター出場に喜んだ。種市は19年にチーム最多タイの8勝を挙げ、20年には一時リーグトップの奪三振数を記録していたが、同年9月14日に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。種市が話したように、昨年の今頃は一軍昇格を目指し、ファームで投げている段階だった。

 今季は開幕先発ローテーションに入ると、ここまで12試合・71回1/3を投げ、5勝3敗、89奪三振は佐々木朗希に次いでリーグ2位、防御率もリーグ5位の2.52と、しっかりと成績を残しオールスター出場を掴み取った。

◆ 学びの姿勢

 種市は1年目からプロの世界で活躍するため、コーチや先輩に色々と話を聞き、自分の頭で考え実践してきた。その中で、種市篤暉というプロ野球選手を支えてきたひとつが“野球日記”だ。

 19年取材した際には、「今日投げた感覚のこと。特に気をつけていることは、感情を入れて書いています。たとえば『ここ打たれたから、こういう気持ちになった』とか、『ここをこうしたからちょっと違うな』というのを書いていったら、次の場面で『こういう気持ちだった』みたいなのを思い出して改善ができる」と、試合で試した感覚、試合の中の状況、どのようなボールを投げたかを詳細に書いて、次の登板に向けた準備、自身の振り返りに役立てていた。

 この4年で野球日記はさらに詳細なものになった。「ブルペンの日、試合の日くらいしか書いていなかったんですけど、毎日書くようになりました。キャッチボールの感覚でも、気づいたことは書きますし、明日やりたいことも書きますしという感じです」。

 オールスター出場となれば、野球日記も充実したものになるだろう。オールスターでも「ノートはもちろん行ってきますけど。ノートを書きながら質問していたらキモイやつかなと思われるので…」と心配しているが、色々な投手から貪欲に学ぼうとする姿勢が種市の良さでもある。ノートを持つことを恥ずかしがらずに、聞いたことをしっかりとその場で書き留めてどんどん吸収してほしい。またプロ野球選手に限らず、イチ社会人として種市のこういった姿勢は多くの方に参考にしていただきたい。

 種市の“学びの姿勢”のエピソードといえば、何度か記事でも紹介しているが、2019年当時キャッチボールパートナーだった有吉優樹から「スライダーが捕りにくいと思いましたし、できるだけ真っすぐと思われるようなスライダーを投げたいと思っていたので、有吉さんに(登板)前々日ぐらいにスライダーを教えて下さいと言って、教えてもらいました」と、教わり同年4月5日のソフトバンク戦で“有吉さんスライダー”を初めて投げたこともあった。

 現在もペルドモとキャッチボールした際に、「ツーシームを教わりました。ペルドモは特殊というかすごいツーシームを投げているので、そんなに簡単に投げられないですけど」と、ブルペンなどで試している。これまで、そして現在も種市の行動力、探究心を考えれば、オールスターで様々なことを学び、オールスター明けの後半戦、そして将来、必ずしやオールスターでの経験を活かしてくれるだろう。

 もちろんオールスターでの投球にも期待だ。18年フレッシュオールスターに出場した際には、川瀬晃(ソフトバンク)の初球に自己最速となる153キロを記録しており、初出場となるオールスターでもワクワクするようなストレートを投げてくれるはずだ。そして、オールスターが終わった後には、マリーンズファンだけでなく、全国のプロ野球ファンに“種市篤暉”という名が轟いていることだろう。筆者個人としても、新人時代から取材してきた種市がオールスターという舞台で投げる姿を見るのが本当に楽しみである。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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