ハーラー単独トップの8勝目
オリックスは8日、ほっともっとフィールド神戸で行われた西武戦に5-1で快勝。連敗を2でストップした。
前カードの楽天戦では、今季6勝の宮城大弥と同7勝の山下舜平大でよもやの連敗。負け越してホームに帰ってくることになってしまったが、この試合ではエースが貫禄を見せつけた。
今季12戦目の登板となった山本由伸は5回まで散発2安打、7奪三振で無失点の快投。6回に二死から源田壮亮の二塁打と鈴木将平の安打で1点を失ったが、中村剛也を左飛に仕留めて最少失点で切り抜けた。
終盤もマウンドを譲らずに守り続け、9回は二死から中村に安打を浴びるも、最後はデビッド・マキノンをこの日13個目の三振に斬ってゲームセット。
9回・125球の熱投、5安打・1四球で1失点の完投勝利でリーグ単独トップに躍り出る8勝目を挙げた。
今季初完投でチームの連敗をストップしたエースの熱投には、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣からも賛辞の嵐。
辛口で知られる江本孟紀氏に「非の打ち所がない投球。球種も全部いいし、コントロールもいい」と言わしめ、五十嵐亮太氏も「連敗中にこういう投手がいるというのはかなり助かりますね。これまでもそうでしたが、困った時は彼に任せれば間違いない。そういうピッチングをしてくれる」と手放しで賞賛した。
この日はソフトバンクが楽天戦に敗れたため、順位は変わらずもゲーム差なしの2位と再び首位の座が近づいてきた。
パ・リーグ3連覇王者はオールスター戦をどの位置で迎えるのか、大混戦となっている上位争いから目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』