2023.07.08 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 6 | 終了 | 0 | 横浜DeNAベイスターズ |
東京ドーム |
見せた貫禄「大事な試合で勝てるのが菅野」
巨人は8日、本拠地でのDeNA戦に6-0で勝利。前夜は緊迫した投手戦の末に敗れたが、この日は一転して打線が13安打6得点を奪うなど繋がりを見せる快勝を収め、3位との差を「0.5」にまで縮めた。
先発・菅野智之はDeNA打線を相手に3回まで1安打に抑える上々の立ち上がりを見せる。4回に二死一・三塁のピンチを招きながら楠本泰史を中飛に打ち取りピンチを脱出すると、以降もスコアボードに「0」を並べる快投で7回104球無失点、6安打6三振無四球の内容でマウンドを後にした。
その後は2投手がそれぞれ無失点に抑えてチームも勝利。ヒーローインタビューで菅野は「やっぱり東京ドームは格別なので本当に嬉しいです」と今季初となる本拠地での白星を振り返った。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した江本孟紀氏は「久々に安定したというか、落ち着いたピッチングでしたね」とひと言。
続けて、好投の秘訣には「やっぱりコントロールですよね。スライダーが時々抜けるということがあったんですが、(この日は)抜け球もなく、外目のシュート系のボールも良く決まっていました」と語り、無四球で7回を封じた右腕の抜群のコントロールを称えた。
同じく番組に出演した五十嵐亮太氏も「上位との大事な試合になってくる中で、こういった試合で勝てるのが菅野投手なのかなと思います」コメント。2位・三浦DeNAを封じたエースの投球を称えながら、「体が衰えてくる中でピッチングスタイルも変わってきてはいるとは思うんですが、両コーナーに丁寧に投げ分けたり、ここぞという勝負所を理解している。抑え方を知っていますよね」とし、豊富な経験と培ってきた勝負勘でチームに貢献する11年目右腕の奮闘に唸った。
今季はキャリアで初めて開幕一軍入りを逃すなど悔しい想いも味わったベテランだが、ここに来てまだまだ健在ぶりをアピール。
今年10月に34歳を迎える右腕の存在がチームを上位へと導く原動力となるか、今後もここぞという時の菅野に注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』