2023.07.09 14:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 11 | 終了 | 5 | 埼玉西武ライオンズ |
京セラD大阪 |
“投球テンポの悪さ”を指摘
オリックスは9日、本拠地でのソフトバンク戦に11-5で勝利し首位浮上。打線が爆発し西武を圧勝したものの、先発した山岡泰輔は5回途中4失点の内容で本拠地今季初勝利はまたもお預けとなった。
5月26日以来白星から遠ざかっている山岡は、今季初勝利を挙げた西武との対戦で2勝目を目指したものの、3回に先頭打者の古賀悠斗に本塁打を浴び先制を許してしまう。
直後に味方打線が爆発し7点の援護をもらったものの、5回に四球と連打で無死満塁のピンチを作ると犠飛と適時打で3点を返される苦しい展開に。なおも二死一・三塁の状況を招いたところでベンチは交代を決断し、4.2回97球4失点、6安打4奪三振3四球の内容でマウンドを後にした。
その後チームは勝利したものの、勝利投手の権利を得るまであと一人の場面で交代した山岡の姿は同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも話題に。
番組MCを務めた岩本勉氏が「勝ち星を挙げる寸前まで行くのが最近なんですけども…」と不調の打開策を思案すると、同じく出演した坂口智隆氏は「勝てる流れで、どこか1イニングこういうイニングが来るタイミングが悪いと言いますか…」と5回の場面に言及。
続けて「(点を)取った後にこういう流れになってしまう」と“投球テンポの悪さ”を要因に挙げ、「なにかこうパッと先頭にフォアボールを出してみたりとか、急に立ち上がりと全然違う姿になることがあるので流れに乗り切れないのかな」と語った。
4回までは本塁打の1失点のみに抑えていただけに5回の乱調が目立ったが、坂口氏は「本人も意識しているから余計にそうなってしまうのかもしれないですけど、“タイミング”という所が改善されればもっと勝ち星がついてきてもいい内容」と苦しむ山岡の胸中を慮った。
山岡はここまで13試合に登板し71.1回を投げて防御率2.65の好成績を残しながら、いまだ1勝しか挙げられていない苦しいシーズンが続いている。調子自体に問題が無い事は解説陣の語る通りなだけに、長いトンネルを抜ける日が来るのを信じて待ちたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』