○ 阪神 5x － 4 DeNA ●
＜13回戦・甲子園＞

　阪神は今季6度目のサヨナラ勝ちで3連勝。首位攻防戦で連勝し、2位・DeNAとのゲーム差を「3」に広げた。

　先発の大竹は初回、二死三塁で4番・牧に先制適時打を左前へ運ばれると、2回は先頭の6番・ソトにバックスクリーンに飛び込むソロ被弾。積極的にスイングしてくるDeNA打線に序盤から捕まった。味方打線が4回に追いつき試合を振り出しに戻してもらったが、5回は一死から3番・宮﨑に右前打を許すと、続く牧に勝ち越しとなる2ラン被弾。5球目の直球を左翼席中段に叩き込まれた。

　5回裏に打席が回ってきたところで交代。今季最短となる5イニングで4失点。被安打10は今季ワーストとなり、試合前まで1.13だった防御率は1.48となった。

　打線はDeNA先発・バウアーの前に7回まで2得点。それでも2点を追う8回、先頭の糸原が左前打で出塁すると、続く1番・森下が2号2ランを左中間席へ突き刺し再び追いついた。勢いに乗るドラ1は、9回にもサヨナラ犠飛を放ち終盤の2打席で貴重な3打点をマーク。劇的勝利の主役となり、歓喜のウォーターシャワーと浴びた。

　大歓声を浴びながらお立ち台に上がり「最高です！」と絶叫。試合を決めたサヨナラ犠飛については「前回対戦したときに三振を喫したので、それを頭に入れながら打席に立ちました」と冷静に話し、8回の貴重な同点2ランに関しては「同じく前回やられたピッチャー。1、2打席目は全然ダメでしたが、何とかやってやろうと思って打席に入りました。狙い通りでした」と振り返った。

　近本の故障離脱後、直近は4試合連続でスタメン1番を務め、これで3試合連続安打＆打点をマーク。「近本さんの代わりになれるとは思っていないので、自分らしく、ガツガツとしたプレースタイルで、何とかチームの勝利に貢献できたらいいなと思って毎回やっています」と、自らの結果とともにチームの3連勝を喜んだ。