◆ 「彼の活躍が今の順位にもつながっている」
DeNAは阪神との首位攻防戦(甲子園)にサヨナラ負けを喫し、ゲーム差は「3」に広がった。
先発のバウアーは3回までパーフェクト。2点リードの4回は3安打と自らの失策も絡み2-2の同点に追いつかれてしまう。
5回以降は再び3イニング連続パーフェクト。今季7勝目へ8回もマウンドに上がったが、1番・森下に痛恨の同点2ランを浴び、8回途中6安打4失点で降板となった。その後、3番手のウェンデルケンが乱れサヨナラ負けを喫し、痛恨の逃げ切り失敗となった。
この試合のバウアーの投球について、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の谷沢健一氏は「序盤からストレートが走っていて、チェンジアップもナックルカーブも非常に良かったです。緩急を交えながら打者を抑えていく序盤の投球は、隙が無かったように見えましたね」と3回までの投球を称賛しつつ、
番組では、8回の降板時に三浦大輔監督自らがマウンドに行きバウアーに交代を告げたシーンに注目。このシーンについて谷沢氏は「本来なら投手コーチがマウンドに行く場面ですけど、監督自ら行かないとバウアーはマウンドから降りないと思ったんでしょうね。バウアーに色々と気を遣っていることもあると思います」との見解を述べた。
また同シーンについて、番組に出演した解説者の五十嵐亮太氏は「バウアーはチームの中心であって、彼の活躍が今の順位にもつながっているので、監督も感謝の気持ちが若干ありながら、マウンドに自ら向かったというところもあると思いますね」と三浦監督なりの気遣いであることを分析した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』