ヤクルト・村上宗隆 (C) Kyodo News

◆ 「30度でスイング出来ている」

 ヤクルトの村上宗隆が2打席連続の本塁打を放ち勝利に貢献。自身の本塁打は11試合ぶりと復調の兆しを見せた。

 1点を追う6回、二死一・三塁のチャンスで中日4番手・祖父江大輔が投じた149キロのストレートを右翼席中段にたたき込み13号3ラン。2発目は8回の二死から6番手・岡野祐一郎の131キロスライダーを右翼席へ運び2打席連続の14号ソロとなった。

 本塁打は6月25日中日戦(バンテリンドーム)以来の11試合ぶりとなり、また本拠地・神宮でのアーチは5月25日阪神戦以来だった。

 2打席連発と復調の兆しを見せた村上について、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の谷沢健一氏は「2本のホームランは両方ともアッパースイングに見えますけど、バットの面が一番ライナーが出やすい30度でスイング出来ている。やっと“打てる打ち方”が分かってきたように見えますね」とスイングの角度に注目してバッティングを分析。

 続けて「今季はここまで右投手との対戦成績が1割台でとても悪いんですけど、この2本のホームランは右投手から打てたので非常に意味があるホームランだったと思います」とコメントを残した。
 
 極度の不振に頭を抱える昨季の三冠王は、この試合での2ホーマーをきっかけに調子を取り戻すことが出来るのか。これからの村上の活躍に期待したいところだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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