2023.07.13 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 1 | 終了 | 6 | 広島東洋カープ |
東京ドーム |
ルーキーが攻守に躍動
巨人の門脇誠は13日、本拠地での広島戦に「8番・遊撃」で先発出場。5打数1安打も同点の9回裏は相手の隙をついたセーフティバントでチャンスを作り、守っても華麗なフィールディングを見せて攻守に躍動した。
まずは1-1で迎えた9回表の守備。無死一塁から坂倉将吾の強烈な打球に膝をつきながら反応すると、捕球と同時に一回転して二塁へ送球。6-4-3と渡る併殺でピンチを切り抜けた。
さらにその直後の攻撃では、先頭で打席に入ると1ボール・1ストライクからの3球目にセーフティバントを敢行。これがバントヒットとなっただけでなく、相手の送球が逸れる間に二塁まで陥れてサヨナラのチャンスを作った。
結局この場面は後続に一本が出ず、試合も延長戦の末に敗れてしまったものの、正遊撃手・坂本勇人が離脱する中でドラフト4位ルーキーの奮闘が光っている。
門脇の活躍について、13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の井端弘和氏も「意表を突いたセーフティで、いいアイデアだったと思います。このような小技が決まってくると気持ちに余裕が生まれて、普通に打つ時も楽にバッティングができるようになってくると思いますね」とコメント。
また、同番組に出演した解説者の齊藤明雄氏も「守備側からすると、9回の先頭打者は絶対に打ってくるだろうなと考えているので、そこでセーフティバントをやられると、どうしても慌ててしまうというのはありますよね。一塁手も無警戒でしたし、二塁手もカバーに遅れてましたから。意表を突いた勇気あるセーフティでしたね」と称えた。
3位・広島との直接対決を落としてゲーム差は2.5に拡大したものの、まだまだ上位は混戦模様となっているセ・リーグ。
アピールを続ける22歳のルーキーが坂本不在の危機を救うのか、今後の活躍にも期待したいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』