● 阪神 4 － 6 中日 ○
＜13回戦・甲子園＞

　逆転勝利の中日は2連勝。劣勢の終盤に打線が意地を見せた。

　中日打線は2点を追う9回、途中出場・福永の中前打などで一死二、三塁の好機を作り、2番・岡林の右前2点適時打で試合を振り出しに戻した。延長10回は二死一、二塁で1番・大島が勝ち越し適時打を右前へ。阪神右翼・熊谷の送球エラーも重なり、一走・福永も6点目となる生還を果たした。

　大島は決勝適時打を含む4安打1打点をマーク。これで通算安打数を1968本に伸ばし、大台の2000安打まで残り32本に迫った。

　先発の髙橋宏は、不運な適時打などもあり6回3失点で降板。8回は3番手・砂田、4番手・田島の二人で計3四球を与えてしまい、無安打で手痛い追加点を許した。

　それでも、同点に追いついた直後の9回は、5番手の清水が2奪三振含むパーフェクト救援。2点リードの9回は守護神・マルティネスが無失点で締め、清水は3勝目（1敗）、マルティネスはリーグ1位を更新する22セーブ目（1勝1敗）を記録した。