ニュース 2023.07.17. 08:36

ロッテ・小川龍成「準備はすごい大事」代走、守備固めを中心に34試合に出場中

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ロッテの小川龍成[撮影=岩下雄太]

代走で良い働き


 代走、守備固めを中心にここまで34試合に出場しているロッテの小川龍成。ここ最近は特に、代走でいい働きを見せている。

 小川は昨年行った取材で、代走で出場した際、「一発勝負、ミスできないなかで攻めていかないといけないと思うので、事前の準備でピッチャーの牽制の速さであったり、ピッチャーの癖、キャッチャーの癖、肩の力もそうですけど、そこもしっかり頭に入れた中で状況に応じた走塁ができるように事前に準備して代走にいくようにしています」と話している。

 15日の楽天戦は5-7の8回二死一、二塁で四球を選んだ石川慎吾の代走として出場すると、二死満塁から角中勝也が押し出し四球を選び、その球が打者の後ろを通過する暴投となり、捕手がボールを逸らしている間に二塁走者の小川もスピードを緩めることなく、ヘッドスライディングで同点のホームを踏んだ。

 16日の楽天戦でも5-7の9回二死一、二塁でポランコの打席中、捕手がわずかに弾いた一瞬の隙を突いて三塁へ。さらに捕手の三塁への送球が逸れる間にホームに還ってきた。アウトになれば試合終了という場面でも、失敗を恐れることなく1つ先の塁を狙う姿勢は非常に素晴らしい。

 「元々ベースランニングは得意な方なので、あとは打球判断、相手の肩、動きを把握していけると思えば積極的に行くという感じですかね」。

 小川の好走塁はこの2試合だけじゃない。5月31日の巨人戦では、1-1の2回二死一塁からセンター・ブリンソン、セカンド・北村拓己、ショート・坂本勇人の間にポトリと落ちる安打で一気に二塁を陥れれば、6月10日の広島戦では2-2の6回無死二、三塁で角中の浅いライトフライで三塁走者の友杉篤輝がタッチアップしたが、二塁走者の小川も送球間に三塁へ進塁した。


外野守備に挑戦


 試合終盤の守備固めでも出場するが、今季は本職のショートだけでなく、外野での出場も多い。試合前練習では外野用と内野手用のグローブを持って、まずは外野でノック、打球捕を受け、その後ショート、セカンドのポジションで内野ノックを受けている。

 外野は「プロに入って初めて」とこれまで守った経験がなく、グローブも「外野をやり始めた時に、急いで作ってもらって、今は自分のグローブでやっています」とのこと。

 外野守備の難しさについては、「走りながらフライを捕るという部分が多くなってくると思うので、長い距離を走ってフライを捕るとブレが出てくるんですけど、そこの部分で難しさを感じたり、風の影響を受けると思うのでそこは難しい部分かなと思います」と教えてくれた。


準備力


 内野、外野、代走など様々な役割が求められる中で、“準備”を大切にしている。

 「いろんなポジションをやりながらであったり、いろんな起用法がある中で、準備はすごい大事だなと感じています。こういう練習の時であったり、試合前の準備であったり、その日に何かあるかなというのを予測しておかないと、いろんなポジションを守ったりすると準備が足りない部分が出てくると思う。そこの部分は変わってきたのかなと思います」。

 準備という部分では、4月21日のソフトバンク戦の試合前練習で、三塁側のセーフティバントの練習を何度も行い、同日の試合、3-1の8回一死一塁で初球、三塁側にセーフティ気味の投犠を決めた。「元々小技という部分は持ち味になってきますし、チームで必要になってくると思ったので、本当にずっと試合でいつでも決められるように準備しています。結果的にその試合で出たのかなと思います」。バントマシンで練習していた方向に送り、練習の成果を出したのは見事だった。

 「今は代走、守備固め、内野、外野、いろんな場面での起用になると思うので、その場面に応じて期待されていることをしっかり発揮できればなと思います」。途中出場する選手は、プレッシャーのかかる場面で登場するだけでなく、失敗するとファンからその印象が強く残ってしまう難しさもある。様々なプレッシャーと戦いながら、それを跳ね除け、チームの勝利に貢献する途中出場の選手は非常に重要な存在だ。

取材・文=岩下雄太

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