「堂々と腕を振っていた」

　楽天が17日、ロッテとの試合（ZOZOマリン）に4－2で勝利。5カード連続での勝ち越しを決め、投げては2番手で登板した安樂智大が今季初勝利を挙げた。

　安樂は2－2と同点の3回、一死二・三塁とピンチの場面で登板すると、5番・山口航輝を空三振、6番・安田尚憲の中飛に抑える完璧な火消しを披露。4回、5回は打者3人ずつで抑え完璧な投球で流れを呼び込んだ。その後、チームが勝ち越し2番手の安樂が勝利投手に。2回2/3、打者8人を完璧に抑える好リリーフを見せ、見事今季初勝利を飾った。

　試合後のヒーローインタビューで、安樂は「チームに流れを持ってくるために腕を振りました。また後半戦も頑張っていきます」と力強く話した。

　流れを呼び込んだ安樂の投球について、17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏は「ピンチの場面で登板して、堂々としっかりと腕を振ってボール球をうまく振らせて、ピンチを抑えましたね。4回、5回も3人で打ち取って、安樂投手が作った守備のリズムのおかげで試合に勝つことができたのではないかと思いますね」と気迫の投球を大絶賛。

　7月は11勝3敗とチーム状態は絶好調。一時最下位に沈んだチームは、3位と「5」ゲーム差の4位と、Aクラスを狙える好位置で前半戦を終えた。上位を脅かす“台風の目”になることができるのか、好調楽天から後半戦も目が離せない。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』