阪神勢の受賞は2012年の中谷将大以来の快挙
阪神の森下翔太選手が18日、富山市民球場アルペンスタジアムで行われた「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2023」にてMVPを受賞した。
ここまで1軍36試合に出場して主に1番を打っていた森下だったが、この日は「4番・右翼」で出場すると、初回一死一・二塁の場面でいきなり適時右二塁打を放ち、ウエスタンに大きな先制点をもたらす。
さらに3回にも二遊間を破る安打を放ち出塁すると、7回に二死二塁に迎えた第四打席では外角の速球を捉えまたもや適時打を記録し、猛打賞を達成。4打数3安打3打点の大活躍で、ウエスタンを3年ぶりに白星へ導いた。
試合後ヒーローインタビューに呼ばれた森下は、開口一番「野口さんじゃなくて大丈夫ですか…?」と同じく猛打賞&本塁打をマークしたオリックス・野口智哉に恐縮した様子を見せていたが、初回の適時打について「積極的に行くだけが自分の取柄なので、その通りに行けたと思う」とコメント。
また7回の打席を「右ピッチャー、左ピッチャーの両方を打てたのが収穫だったと思います」と振り返り、謙虚に喜びを語った。
また最後に後半戦に向けての意気込みを尋ねられた際には「近本さんの代わりになるとは思ってないですけど、自分なりにタイガースの1番を支えられるように頑張っているので、これからも応援よろしくお願いします」と発言。
負傷離脱した近本光司に変わって1番に座り5試合連続安打を放つなどの活躍を見せていたが、一層の飛躍を誓った。