約140名のファンと交流
18日、横浜市内の会場にて「TREVOR BAUER OFFICIAL FANCLUB」トークイベントが行われた。VIP会員は220万、DELUXE会員でも33万円と高額の会費が話題となったが、会場には遠くは台湾から、国内でも九州や中国地方から約140名の熱心なファンが詰めかけた。バウアー自ら「様々なイベントを企画した」と肝いりトークショーは食事にも本人お気に入りのトロの入った寿司や、ハラミ、杏仁豆腐にごま団子などが提供されるこだわりぶり。
その後質問コーナーやプレゼント大会、また大人気のYoutube撮影も行われ、大いに盛り上がった。なかでも翌日に迫ったオールスターについて、本人はやりたいことリストが存在していると名言。その一つが「球種を伝えた上で三振を奪いたい」との野望を明かすと、会場も大きくどよめいた。最後にはファン一人一人と触れ合い、一時の交流を楽しんだ。
イベント後取材に応じたバウアーは「本当に楽しかったです。プロ野球はファンの皆さまあってのものだと思っているので、自分たちを支えてくれる人たちと直接やり取りできて、会話できる機会は本当に楽しかったです」と第一声。「横浜スタジアムには数多くのファン方が来てくれますが、3万人以上と直接会話はできません。こういった夜では一人一人と濃密な時間を過ごせたと思います。このようなショーを開催するのは今回が初めてだったのですけど、機会があればもう一度開催したいなと思っています」と続けた。
来場者には少年もおり「若い子どもたちは将来のプロ野球選手になりうる存在。彼らこそ大事にする必要がある。だからこそYoutubeなどで自分の持っているものを還元したいなと思っています」と次の世代への伝道師としての役目についても言及した。
またイベント内でも触れたオールスターについて「まずは自分に投票していただいたファンの皆さまに感謝しています。時間が許す限りオールスターゲームでは、ファンにサインをしたりしたいと思っています」とまず感謝。「一流対一流の素晴らしい戦いが見られる場所なので、自分も楽しみたいですし、我々のプレーを見てファンの皆さまも楽しんでもらいたい」と意気込んだ。球種を明かすとしたことに「以前から球種を教えたらどういう結果になるのだろうと考えていたのですが、なかなかレギュラーシーズンでやってしまうと、多方面から言われそうなので、この機会にやってみようと思います」と笑いを交え説明した。
オールスター記録の9者連続三振には「3イニング投げる機会があればその記録を狙ってみたい」としたが「オールスターで投げるべきピッチャーがいるので、自分は1イニングで、ほかのピッチャーを見てもらいたい」と謙虚にコメント。しかし1イニングの3人に対しては全て三振を奪いたいかについては、食い気味に「オフコース!」と笑顔で答えた。
ファンもバウアーも笑顔で過ごしたトークイベントは、参加者全てがハッピーな空間を共有し、あっという間に時が過ぎていた。
取材・文・写真 / 萩原孝弘