DeNAのトレバー・バウアー投手が18日、個人ファンクラブである「TREVOR BAUER OFFICIAL FANCLUB」のトークイベントを行った。助っ人右腕は入団後に球団としては初となる選手個人のファンクラブを設立し、トークイベントはファンクラブのVIP会員（会費220万円）、DELUXE会員（会費33万円）の特典の一つ。この日は全国各地から140人のファンが集まり、様々な企画のほか、バウアー自身が選んだこだわりの食事も提供された。

　質問コーナーではファンクラブ会員から技術的な質問を受け、バウアーが真摯に回答する姿も。直筆サイン入りグッズなどが抽選で当たるゲーム大会やYouTube撮影などが行われ、最後は会員全員にサインし、特典景品を手渡しでプレゼント。ファンをお見送りし、約2時間半にわたるイベントは盛況の中で幕を閉じた。

　前日17日は中4日で登板し、7回2失点で111球の熱投を披露。それでも「ファンの皆様あってのプロ野球。疲れは一切ないです。一番印象に残ったのは皆さんの笑顔自分たちを支えてくださっている方と直接やり取りができて、対話できる機会で本当に楽しかった。一人一人と本当に濃密な時間を過ごすことができた」とファンとの交流を楽しんだ。

　翌19日から2日間かけて開催されるオールスターゲームに出場し、22日からはレギュラーシーズンが再開する。DeNAはリーグ3位で前半戦を終え、「非常にいい位置につけていると思います」とバウアー。「ベイスターズには素晴らしいピッチャー陣、野手陣がいますし、我々の野球をすれば必ず勝てると思っています。ベイスターズは25年間優勝していないですけど、今年は本当にチャンスがある年だと思っています。チーム一丸で優勝を目指して頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。後半戦の僕にも期待してください」とファンへ呼びかけた。

取材・文＝灰原万由（はいばら・まゆ）