7年ぶりの球宴「1イニングだったので全力で」

　ソフトバンクの和田毅投手（42）が19日、「マイナビオールスターゲーム2023」の第1戦（バンテリンドーム）で救援登板。全球ストレートでセ・リーグ選抜のクリーンアップを3者凡退に抑える好投を見せた。

　監督推薦で7年ぶり6度目の球宴出場を果たしたベテラン左腕。5点リードの4回、パ・リーグ選抜の4番手としてマウンドに上がった。

　先頭の3番・ノイジー（阪神）を143キロの直球で右飛に退けると、続く4番・大山（阪神）にも直球を続け捕邪飛に仕留めた。最後は5番・岡本（巨人）を145キロの直球で空振り三振斬り。全15球連続で直球を続け、最速は146キロをマークした。

　和田と同学年でテレビ中継の解説を務めていた松坂大輔氏は「ボールが若い」と絶賛。和田は降板後、インタビューに応じ「行けるところまで真っ直ぐで行きたいと思っていた。今日は1イニングだったので全力で行きました」と快投を振り返った。