“魔球”ナックルでファンを沸かせる
19日にバンテリンドームで行われたマイナビオールスターゲームの第一戦、8回からセ・リーグの6番手としてマウンドに上ったDeNAの山﨑康晃が、なんと全球ナックル勝負を挑み野球ファンを沸かせた。
山﨑も「楽しむことだけ考えて投球しました。なかなかシーズン中だと交流できない選手とベンチで会話出来たので良かったです。全球ナックルで好リードしてくれた大城選手に感謝したいです!」とコメントを残した。
19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「普段のレギュラーシーズンでは見られないナックルボール。普段はなかなかナックルってクローザーでは使いづらいんですけれども、緩いボールでバッターは打ちづらいんですよ。色々な変化をして、キャッチャーも捕れないようなボールがナックルボールなんです。これをうまく操りました」と魔球の解説をしながらピッチングを評価。
この日解説者として出演した谷沢健一氏は「なんでシーズン中使わないのかな。こんないいナックル持っているんだね」と感心し「僕らの頃は(フィル)ニークロが中日のキャンプ地に来てくれたの。で、バッティングピッチャーで投げてくれたんだけど全部ナックルで、揺れてどっちに落ちるかわからない。あんな揺れたナックル見たの初めてで打てなかった」と若かりし頃の思い出を回想した。
もう一人の解説者の井端弘和氏は元広島のフェルナンデスと対戦したことを明かし「全球ナックルでね。1本だけヒットを打ったんですけど、とにかくフルスイングすればどっかでバットに当たってくれるって感じで対戦しましたよね。合わせると凡打になっていた」と自身の経験を語った。
また真中氏は「前半若干調子が悪くて、いまクローザー外れたりしているんですけど、こんなことをキッカケに上がってこないかな」と“小さな大魔神”の復活にも期待していた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』