バンテリンドームの中段に叩き込む
19日にバンテリンドームで行われたマイナビオールスターゲームの第一戦、ホームランを含むマルチヒットを記録したソフトバンクの柳田悠岐がMVPを受賞した。
初回の第一打席では、無死1・2塁から阪神の村上頌樹のフォークを拾ってセンター前タイムリー。3回には小笠原慎之介の初球、144キロのストレートを振り抜くと、広いバンテリンドームの右中間スタンド中段に白球が突き刺さった。
お立ち台では「久々の勝ちなのでうれしいです。勝ちゲームを見せられたのが良かったので、また明日もいいゲームができるように頑張ります」と自チームが9連敗中なだけに、自虐ネタを絡めて観客席からは笑いが漏れていた。
19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した谷沢健一氏は「本当に久々の勝ちですから」とヒーローインタビューに乗っかりつつ「いいホームラン。この広い球場で自分の力を見せつけようと、そういう意気を感じましたよね。タイムリーといい、小笠原投手から打った右中間への特大ホームラン。なかなかバンテリンドームではこういうホームラン見ないので」と驚きの表情を見せた。同じく解説の井端弘和氏も「流石というかね、やっぱり思い切りのよいスイングで、真っ直ぐでいった中でも拾えるところはやっぱりバッティングの上手さだと思いますね」と初回の打撃を絶賛していた。
MCを務めた真中満氏は「連敗中で元気がないかと思っていたら、今日のコメント聞いたらまだまだ前向きですよ。後半戦期待して大丈夫ですよ」と球宴後の爆発に太鼓判を押していた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』