反対方向に特大の一発
19日にバンテリンドームで行われたマイナビオールスターゲームの第一戦は、パ・リーグの打線が初回から火を吹きセ・リーグを圧倒。8−1のスコアで初戦を終えた。
ホームランの出にくいバンテリンドームでのゲームながら、野球の華のホームランはこの日3本も飛び出し大いに観客を沸かせた。19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した井端弘和氏も「右バッターが反対方向に2本もホームランが出て」と万波中正と宮﨑敏郎のホームランに驚きの表情。
「特に万波選手のホームランなんて、ポールに当たったんですけど、かなり上の方に当たっているので。ここまで右バッターが飛ばすのは僕の中ではタイロン・ウッズ以来かなと。タイロン・ウッズはよく右方向にホームラン打っていたんで」と中日時代の2006年に47本のホームランでタイトルを取った大砲と姿を重ねた。
続けて「ぼくも1本入れたんですけど、宮﨑選手みたいにギリギリでライトに入れたんです。それを遥かに超えていった万波選手はすごいなと思います。バンテリンドームは広いと言われているのですけど、今日だけは狭く感じました」とそのパワーに感心していた。
また同じく解説の谷沢健一氏は「中日のスカウト陣はこういう選手を取らなければいけないなと、改めて思いました。だって逆方向に打ってもこれだけの距離が出るんだからね」とOB目線で長距離砲の獲得を待ち望んでいた。
オールスターならではの一発攻勢が見られるのか。あすの第2戦からも目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』